吾輩ハ「アンカット本」デアル [日々のあれこれ]
夏目漱石の「吾輩ハ猫デアル」の明治38年の初版本を復刻した「新選 名著復刻全集 近代文学館(ほるぷ出版製作・日本近代文学館刊行・1973年)」を読もうと思ったら・・・
あれ?
ページの下がくっついてるぞ?
不良品?
上巻だけでなく、上中下巻ともそうでした。
全集の解説を見ると「アンカット本」と書いてある本も時々あり、わざとこのようになっているようです。
昔って、こんな風にページがくっついている状態で売られていたの~!?
って、カルチャーショックでした。
調べてみたら、こういうのを昔はフランス装とも呼んで、フランスで販売される本の形態で、日本でもかつて流行したようです。
読む人は、ペーパーナイフでページを切り開きながら本を読んだのでしょうか。
なんだかステキ♪