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カワサキ乗りの女性が出てくる本♪ [バイクに関する本]

今日、神去なあなあ日常(三浦しをん著)を読んでいたら、でっかいカワサキのバイクに乗っている女性が出てきました。
女性がバイクに乗ってて、しかもカワサキ!
嬉しかった~(*^o^*)

横浜から三重県の神去村の山へと林業の世界に連れてこられた10代の若者が主人公です。

現地で知り合ったカワサキ乗りの美しい女性に惚れちゃうんだけど、この人がスピード狂で、後ろにのったが最後・・(@_@)

この本の中で一番好きなシーンかも。。(笑)

だんなさんには「そこ?」って笑われた~(≧∇≦)

他にも、三重弁の「ちゃうちゃう」(違う違う)とか「なっともしゃあない」(どうしようもない)とかもプチツボでした(o^∀^o)

だんなさんがこの本を既に読んでいたので、話ができて嬉しかった♪

同じ本を読むとお互いの感じた事や価値観が分かって面白いな~o(^-^)o

ちなみに同じ作者の「舟を編む」より面白かったね。っていう意見で一致(^_^)

映画化でバイクシーンがどんなのかちょっと気になりました♪

本って、現実からふっと離れて色んな世界に連れ出してくれる魔法のドアみたい。

読んでいるうちに、色んなモヤモヤも、いつのまにかリセットされて、なくなっていました。

心の栄養ですね♪(*^o^*)
やっぱり本はいいな~。


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湖(うみ)の子たちの夏 [バイクに関する本]

図書館でたまたま出会った80年代の高校生たちとバイクが出てくる小説です(*^_^*)

棚に、背表紙が日焼けして字が消えちゃってる古そうな本があって・・

手に取ってみると、誰も借りた形跡がない・・。
どんな本かな?

とちょっと読んでみたら、高校生たちがバイクでツーリングしてるシーンから始まります。

さすが80年代~(*^o^*)
「湖(うみ)の子たちの夏」(福本武久 著・1988年・筑摩書房)

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高校ボート部で国体を目指す男の子(哲男くんだったかな?)が主人公で、彼の周りにはバイク仲間がたくさんいて、一緒に走ったり、喫茶店で集まったり。進路や恋愛、部活や友人、家族の事を悩みながらも成長していきます。

中にはリサっていうちょっと大人びた女の子ライダーもいたり。

2人で一緒に京都から東京にツーリングをして、別居している哲男のお父さんに会いに行ったり、
ボートの試合にバイク仲間がバイクで駆けつけたりと、今の高校生にはちょっと考えられないような(^^;)

また流れる曲が「テイク・オン・ミー」とか、中島みゆきだったりして時代を感じる~(*^_^*)

印象的だったのは、やっぱりバイクのシーンです♪

小説でマスツーリングの場面ってなかなかないので、新鮮でした(^∀^)ノ
バイク仲間が事故で命を落としてしまい、仲間で「お葬式をしよう」と事故現場の山道のガードレールに行き、菊を手向けてラジカセで自作の曲をリサが歌うシーンがあり、

この頃の高校生、カセットテープだったんですよね~。

私も高校生の時はカセットのウォークマンでした。

懐かしいなぁ

高校生時代に聴いていたのはBOOWYや氷室京介、COMPLEX、渡辺美里、BEATLESなどでした。(*^_^*)

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ビッグバイクの探求 [バイクに関する本]

こんにちは(*^_^*)
やっとこ復活してきました。

つじ・つかささんの著書「ビッグバイクの探求」(グランプリ出版 1999年)
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面白かった!

つじ・つかささんと言えば、以前に「ベストライディングの探求」を読んだ時、すごくわかりやすい言葉で書かれていて、好感を持った人でした。

この本は、1999年出版だけに、ひと昔前のバイク達が紹介され、大型バイクの開発史や秘話、実際に乗った感触や構造的な事などが書かれています。

目次を見て、昔だんなさんが乗っていたカワサキのZZR1100が目について、さらに戸井十月さんがユーラシア横断の時に乗っていたホンダのアフリカツインについても書いてあったので借りてみることに。

偶然にも、ハーレーの歴史を知る本を読んだ後だったので、世界のバイク市場でしのぎを削る日本の四大バイクメーカー、ホンダ・カワサキ・ヤマハ・スズキの戦略が詳しく書かれていたのが面白かったです。

今は4社となった日本のバイクメーカーも、戦後のバイク需要が一番あった時期には200社あったとも言われているのだとか(@_@)

世界のビッグバイクの方向性をカワサキZ1とともに決定付けたというホンダCB750Four開発秘話や、様々なバイク(CBR1100XXスーパーブラックバード・K1200RS・GSX1300Rハヤブサ・YZF1000Rサンダーエース・CBR900RR・YZF-R1・T595デイトナ・R1100RT・VFR800・XJR1300・TRX850・XV1600ロードスターなど)のインプレッション、


大型バイクの免許制についての部分が興味深かったです。

私が大型バイクの免許を取ったのは2001年の事ですが、日本では教習所で大型バイクの教習が受けられるようになったのが1996年9月からなんだそう。

知らなかった~。
結構最近だったんですね(@_@)

昔は一発試験といって、教習がなく、試験場で試験を受けるしかなかったとは聞いていたけど

それって、すごく大変ですよね・・。

どうしてそんな方法だったのでしょうか?

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ハーレーダビッドソン伝説 [バイクに関する本]

インフルエンザ4日目。
今日も1日起き上がれず・・お布団の中にて過ごしました。
熱はだんだん下がってきたみたいです。(*^_^*)

昨日から読み始めた本を読み終わりました。

「ハーレーダビッドソン伝説」(ブロック・イェイツ著 村上博基訳 早川書房 2001年)

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この本、面白かった~!
書いている人は、アメリカ人の自動車業界ジャーナリストです。


この本では、アメリカの歴史背景や文化の変遷を交えながら、ハーレーダビッドソンというバイクがどのように受け入れられ、現在に至っているかが書かれています。

アメリカ人にしか分からない事情や心情が書かれていて日本人的には(=_=)・・なところもあったり。
ある意味カルチャーショックかも。

例えば、70年代、Kawasakiがネブラスカの工場でKZ1000クルーザーを作り、全米各地の警察でハーレーに取って代わった。
しかし、一部の重要都市ではエレクトラグライド(っていうハーレーの車種かな?)が保管されて戦没者を記念する日のパレードなどに使われたそうです。なぜなら、日本製バイクではブーイングが起きてイベントが中止になりかねないらしい・・。

それはさておき、
ハーレー乗りにも色々あるよなあ~って思っていたけれど、ちゃんと書かれていてスッキリしました。

ヘルズ・エンジェルズ(地獄の天使)というアウトロー・ライダーと言われる集団。

刺青を入れたり、酒や喧嘩、クスリなどで騒ぎ、人々が恐れていたとか。
初期のハーレー乗りにはこういうイメージがつきまとっていたそうだ。

マスコミや映画などの影響によって作り出されたとも著者は言う。

転機は1990年代。
いわゆるホワイトカラー層がハーレーに乗り出した。


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ラストラン [バイクに関する本]

昨日は試験のショックと、息子にもらった風邪のダブルパンチ。

珍しく夕飯の餃子を3つ食べてギブアップ!

ゆっくりお風呂で体を温めると少し復活。

夜中にお腹がすいてきて・・プリンや大福やイチゴやりんごを食べてしまった~(^^;)

食べた以上はすぐに寝るわけにもいかず・・。

読みかけの本を読むことに♪

角野栄子著「ラストラン」角川書店(2011年)

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74歳の女性が、250CCの赤いバイクを買って、彼女が5歳の時に亡くなった岡山県の母親の実家までのツーリング。
その家はまだ残っていて、そこで12歳の女の子と出会い、一緒にタンデムツーリングをするお話です。

角野栄子さんと言えば、「魔女の宅急便」や、「おばけのアッチ」などで有名な作家さん。

いつかバイクで時空を超えるお話を書きたかったのだとか。

自伝的要素もあるみたいで、角野さんの思い入れを感じました(^-^)

主人公のイコさんが5歳の時に亡くなってしまったお母さん。
記憶はないけど、
懐かしい・・。

風を切って、会いに行こう。

読み終えて、ほっこりと心温まって、娘の眠っているお布団へ。
あったか~い(^-^)♪
(※夜中の2時)

朝5時
「ママ~。」
ん?
「おもらししちゃった~」
ぎゃあー

慌ててお風呂場でシャワーをして着替えさせ、布団に古いタオルを二枚のっけて・・

再び「おやすみ・・」

朝六時半

ぎゃあー

寝坊した~(*_*)

夜更かしはほどほどに♪
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地球を走る [バイクに関する本]

今度は二週間のアメリカ横断ツーリングに行ってきました

いえ・・・私じゃなくて、本の話です(^^)

たまたま図書館の蔵書検索で「オートバイ」と入れたら出てきた本。

地球を走る アメリカ横断オートバイ旅行記 鈴木光司著 集英社 2001年
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作家の鈴木光司さんが1999年にアメリカをヤマハのバイクXV1600ロードスター(と、セロー)で横断した時の本です(^^)

鈴木光司さんと言えば「貞子」で有名な「リング」・「らせん」を書いた人ですね。

私はよくお風呂で子供たちに「貞子やって~」と言われて、やってあげると喜んでます(笑)
(頭からザバーっとお湯をかぶるだけ)

そんな貞子の生みの親、鈴木光司さんは、大学を出てフリーター時代に、アメリカ横断バイク旅の企画をバイク雑誌に持ち込みました。

しかし、スポンサーがつかず、レンタカーを借りての旅に終わりました。
翌年高校の教師をしている奥さんと結婚、子供が生まれ、主夫をしながら執筆活動を続け

「楽園」が賞を穫り、「リング」「らせん」とヒットして映画化されました。

そんなある日、果たせなかったアメリカ横断バイク旅の事を編集者の人にポロリと話したのがこの旅の始まりです。


鈴木さんは、普段からヤマハXJR1300に乗っていた事もあり、ヤマハのバイクをレンタルしてのツーリングになりました。

鈴木さん以外に、車で3人の日本人スタッフが同行しました。(1人は現地に詳しい男性、あと2人は女性編集者)

この時点で、戸井さんがつぶやいていた「編集者を伴ったリッチなバイク旅」とはこの事?と思いました。

リッチな旅人も、走っている時は一緒です。
雨に降られたり、ガス欠したり、パトカーに追われたり・・。

アメリカのライダーはすれ違う時、左手を下に差し出すんだそうです。
(ほぼ100パーセント出してきたそうです)

鈴木さんは走りながら、日本とアメリカのバイク環境の違いを比較していました。

例えば、日本では以前高速道路でバイクが最高80キロしか出せなかった事とか、2人乗り禁止の道路の事など。



続きます


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がむしゃら1500キロ [バイクに関する本]

こんにちは(^^)
またまた本の話です・・
がむしゃら1500キロ浮谷東次郎 著 ちくま文庫 1990年

バイク乗りの仕事の先輩が、旅の本としてオススメしてくれたのがこの本でした。
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浮谷東次郎さん(1942~1965)という方は、23歳の若さで亡くなった伝説の名レーサーだったそうです。

この本は、1957年の夏に、中学三年生の彼が、千葉県市川市の自宅から、大阪間をクライドラーという50ccのバイクで往復した旅の日記です。

なんといっても、中学生にバイク旅を許し、旅費め出してくれたお父さんがスゴい!

クライドラーは途中でしょっちゅう調子が悪くなり、そのたびに修理しながら進みます。

初めての大阪で食べ物屋さんの数にカルチャーショックを受けたり、スイカを道端で売る女の子を見て裕福な家庭の自分を恥じたり・・

様々な旅のエピソードが15歳の男の子の視点で綴られていて、その若さとひたむきさに思わず微笑んだり、感心したり。
面白かったです(^^)

彼がその後アメリカ留学した時の本も出ているようなので、読んでみたくなりました。

こうして本になっていることで、読みつがれていくのは素晴らしいですね。

ではまた~(^^)

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ロシナンテの肋(あばら)チェ・ゲバラの遥かな旅 [バイクに関する本]

ロシナンテの肋(あばら)チェ・ゲバラの遥かな旅戸井十月著・2000年・集英社

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五大陸をバイクで走破した戸井さんの越境記と共に借りたこの本は、ゲバラという人物について、事実80%と、想像20%で書かれたゲバラの評伝小説です。

戸井さんが書いてなかったら読むことはなかっただろうゲバラの評伝。

この本を読んだら、南米を走りながら戸井さんが考えた事や、感じたことがより分かるんじゃないかと思って読みました。
戸井さんの声は知らないけれど、私の想像する戸井さんの低くて優しい声が語りかけてくる、そんな本でした。

チェ・ゲバラのチェは、本名ではなくて、現地の愛称なんだそうです。

この本では、アルゼンチン人であるゲバラの生いたちや、学生時代、友人と2人で行った南米バイク旅、そしてキューバでの出会い、結婚、メキシコでの亡命生活、家族への手紙、そして最後の様子、さらには、30年を経て当時の関係者の告白により発見された彼と、彼を取り巻く人々について描かれています。

戸井さんの南米バイク旅の本を読み、続けてゲバラの南米バイク旅行記を読んでいたので、戸井さん目線で描かれたゲバラのバイク旅も楽しめました。

戸井さんと自分が同じ本を読んでいることが嬉しかった。

歴史や革命家とは何の縁も知識もない私が、読むことができたのは戸井さんの力でした。

ゲバラは親に医師の免許を取るよう言われ、大学へ入りました。

友人と20代に南米バイク旅で、まのあたりにした医療の不足、貧困、病気の人々。アメリカの植民地化した資本家による支配。

旅が彼の何かを変えて行きました。

それから頑張って勉強し、医師の資格を得た後、23歳でキューバの弁護士と出会い、人生が大きく変わって行きました。
メキシコへ亡命しながらも5児の父となり、ゲリラ戦の訓練を受け、戦います。

39歳で生涯を閉じたゲバラに、42歳の戸井さんは南米で思いを寄せました。

戸井さんが19歳の時に亡くなったゲバラが、今でも現地で愛され続けていることに衝撃を受け、この本を書こうと決めたのだそうです。

続きます


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戸井十月「越境記」を読む [バイクに関する本]

戸井十月さんの「越境記」(1999年 ビー・アール・サーカス)読み終わりました。
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五大陸走破行の始まり、1大陸目「北米」・2大陸目「オーストラリア」大陸編です。

3大陸目のアフリカ走破行の本と出会ってから、
戸井さんの走破行の本を知り、
4南米・5ユーラシアと続けて読み、
順序が逆になりましたが、ようやく全ての5大陸走破行の記録を読み終わりました(^^)

戸井さんが走りながら回想していた、匂いや風景が記録されていました。

写真が、若くて。

戸井さん、48歳だぁ~(^。^)

46歳で、5大陸走破行を計画した時、
6年間かけて走破する予定だったそうです。

結果的には、60歳でユーラシア大陸を走破して完結したので、
14年かかったんですね。

48歳の戸井さんの文章は若くて、血気盛ん(笑)

アメリカのデニーズがまずくて、ひどい!とか、
熊がうろうろしている道を走って星野道夫さんのことを想ったり、
ブルックス山脈を背にしてダルトン・ハイウェイをただ1人走る写真
命がけの国立公園キャンプなど

渋すぎ~!!

北米ではメキシコが食事も美味しくて気に入っていたようです。
メキシコで海老にかぶりついている写真を見て、
あまり美味しそうなので、メキシコに行ってみたくなりました。(笑)

生活の厳しい所にいる子供たちほど目がキラキラ輝いていた
と書いてありました。

北米は戸井さんにとって2回目の走破だったこともあり、
感動は少なかったのかもしれません。
1回目と比較している姿にそんな印象を受けました。

翌年の2大陸目、オーストラリアは、戸井さんにとっても未知の国でした。
海岸沿いは栄えているけれど、内陸は砂漠地帯で恐ろしく荒涼としている。

しかも、赤い900もの砂丘が行く手を阻む。

何度もタイヤをとられ、転倒してしまう。

ところどころに井戸があり、井戸を起点にして進んでいく。
水がなくなると、その井戸の水を飲まなければいけない。

少数民族アボリジニが保護政策により堕落した生活を送る現実や
バイクを馬代わりに広大な土地で放牧をするカウボーイと出会ったり。

エアーズロックの中腹から見る地球の丸さ。
エアーズロックへとバイクを走らせる戸井さんの姿。
カンガルーが車道を横切って車に轢かれまくっていたり、
西海岸では日本人向けのイセエビ漁が盛んだったり。

貴重な体験の記録が溢れていました。

戸井さんは言いました。
「もっと世界のありのままを知りたい、もっと生身の人間と出会いたいー。

~中略~

on the road again - 世紀を跨ぐ、長い旅の始まりです。」

それにしたって、毎日300~650キロをバイクで走る数ヶ月の旅、
肉体的にも精神的にもきついだろうと思う。

でも、バイクが体に馴染んでくる感覚は、
私も12日間の北海道ツーリングで体験した。
バイクが体の一部になったかのような、自然な感覚。
旅の相棒として愛情が湧いてくる感覚も共感できた。
まるで命がある生き物のように思えてくる。

私が戸井さんの旅でいいと思ったのは、
戸井さんが、美女でもなく、オンナでもなく、芸能人でもなく、
ただ1人のオトコだったこと。

だれも戸井さんを特別扱いはしない。

だからこそ、自分に置き換えて読むことができた。

人生をかけて、世界中をバイクで走り回ったオトコ、戸井さん。

私がもし奥さんだったら、どうしただろう?
一緒に行ったかも!

また、旅に出たくなった。


今日の肴は・・・地元のお母さんの自家製こんにゃく。プルプル~!!
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今週もあと一日、頑張りましょう♪

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道、果てるまで [バイクに関する本]

戸井十月さんの本「道、果てるまで」
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ついに読み終えました。

一気に読んじゃうのがもったいなくて、
毎日仕事帰りの電車で少しずつ少しずつ読んでました。

ページをめくると、戸井さんと一緒にユーラシアの大地を
バイクで走っているような気持ちになって
ドキドキはらはらしたり、人生について考えたり。

このところ、毎日戸井さんと一緒に走っていました。私。

この本が出版されたのは2011年4月15日でした。
本の中には、同年の5月14日に行われる講演会のチラシも入っています。
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戸井さんの話、聞きたかったなあ・・・・・。

戸井さんは今年の7月に、お父さんや友の待っている世界へと旅立たれました。

戸井さんがいないと知りながら読むユーラシア走破行は
切なかった。


1997年に48歳でスタートしたバイクによる5大陸走破の旅。
初めに北米大陸3万3千キロの110日の旅。

翌年オーストラリア大陸へ。50歳になろうかという年の1万5千キロ。

その後、父や旧友が他界し、亡くなった人たちに背中を押されるように
52歳でアフリカ大陸へ。100日間2万キロの旅。

4年後、56歳で南米大陸の旅。120日間3万キロの旅。

2010年に60歳となった戸井さんは、ついにユーラシア3万キロを走り、
12年間で13万キロの距離を走り、通過した国は70カ国に及びました。


最後の旅のルートは、ポルトガルのロカ岬を出発→スペイン→フランス→クロアチア→
ギリシア→トルコ→イラン→トルクメニスタン→ウズベキスタン→キルギス→
中国→モンゴル→ロシアのウラジオストクで5大陸走破。
→フェリーで富山→東京
というルートです。

2010年にNHKでこの模様が放送されたと「MOTONAVI No.66」に書いてありました。
翌年、肺がんで倒れ闘病していたことも。

戸井さんは「道、果てるまで」の中でこう語っています。

「三十四歳でバイクで日本の外に出てから今日までの二六年間で、およそ30万キロの
道行く旅を重ねてきた。
目を閉じれば、駆け抜けてきた風景を、旅してきた世界の音や匂いを、道端で出会った
人々の顔つきと共に思い出すことができる。バイクで地を這う旅は趣味や道楽の範疇を超え、
今や私のライフスタイルの核にある。
バイクの旅の広がりや深さを知らなかったら、
私の人生はずいぶんとつまらないものになっていただろう。」

「人は誰も、生から死へ至る途上を生きている。
人生も旅も過程(プロセス)だ。どこかからどこかへ向かう途中を人は生きている。
どこに辿り着いたかではなく、どこに向かっているのかが肝要ではないだろうか・・・・。」

主要な道が舗装されていないモンゴルや、
息をするのもつらい中国の工業地帯。
シベリアではアイスバーンの道を進まなければならなかったり、
何度か転倒してシフトペダルが曲がったり・・・。

どうしてこんな思いをしてまでここにいるのか?
と自問自答しながらも、世界を走り抜けた戸井さんの瞳に写ったものや、
感じた事、体験した事は、バイク乗りとして共感できることもあったり、
人生の先輩として教わる事も色々ありました。

戸井さんは言いました。
「旅とは、私にとって生きることと同意義であり、生きることそのものだ。」

この本の中には、ユーラシアを走りながらも、それまでに走って来た道や
出会った人々、家族や友人を思う戸井さんの姿がありました。
この本には、戸井さんの人生そのものがつまっています。

どのように生きるか。
そんなことを問いかけてきてくれる本と出会えた事に感謝。

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