SSブログ

ハーレーダビッドソン伝説 [バイクに関する本]

インフルエンザ4日目。
今日も1日起き上がれず・・お布団の中にて過ごしました。
熱はだんだん下がってきたみたいです。(*^_^*)

昨日から読み始めた本を読み終わりました。

「ハーレーダビッドソン伝説」(ブロック・イェイツ著 村上博基訳 早川書房 2001年)

TS3R0967.jpgTS3R096800010001.jpg

この本、面白かった~!
書いている人は、アメリカ人の自動車業界ジャーナリストです。


この本では、アメリカの歴史背景や文化の変遷を交えながら、ハーレーダビッドソンというバイクがどのように受け入れられ、現在に至っているかが書かれています。

アメリカ人にしか分からない事情や心情が書かれていて日本人的には(=_=)・・なところもあったり。
ある意味カルチャーショックかも。

例えば、70年代、Kawasakiがネブラスカの工場でKZ1000クルーザーを作り、全米各地の警察でハーレーに取って代わった。
しかし、一部の重要都市ではエレクトラグライド(っていうハーレーの車種かな?)が保管されて戦没者を記念する日のパレードなどに使われたそうです。なぜなら、日本製バイクではブーイングが起きてイベントが中止になりかねないらしい・・。

それはさておき、
ハーレー乗りにも色々あるよなあ~って思っていたけれど、ちゃんと書かれていてスッキリしました。

ヘルズ・エンジェルズ(地獄の天使)というアウトロー・ライダーと言われる集団。

刺青を入れたり、酒や喧嘩、クスリなどで騒ぎ、人々が恐れていたとか。
初期のハーレー乗りにはこういうイメージがつきまとっていたそうだ。

マスコミや映画などの影響によって作り出されたとも著者は言う。

転機は1990年代。
いわゆるホワイトカラー層がハーレーに乗り出した。


この上層社会の流行追随者をリッチ・アーバン・バイカー(金持ちの都会派バイカー)略してRUBまたはラビーと呼ぶのだとか。

ふむふむ。
やっと分かった。

ハーレーがお金持ちの乗り物になったのは90年代からだったんだ。

それまでは、悪のイメージがつきまとい、日本製のバイクとの攻防もあり、一時は危機的状況だった。

最後に、著者は日本人ハーレー乗りを取材する。
ある出版社の日本支社長(当時)石橋正大氏や、ハーレーの雑誌「ホット・バイク」編集長(当時)池田伸氏の話なども、少し載っている。

また、最初のカラーページにはヘルズ・エンジェルズの「葬式ツーリング」の様子や、1936年に完成したハーレー61E(今日生産されるハーレーの技術基盤をなす)を見守る4人の創立者たちの写真など、貴重な写真がいっぱいでした(*^_^*)

「葬式ツーリング」って初めて聞いた言葉で衝撃でした。。
全員がむっつり顔で墓地に向かうツーリングらしい。

ネットで検索したら、「葬式ツーリング」は出て来なかったけど、アメリカでハーレーにまたがって埋葬されるおじいさんの記事を発見・・。
いつまでも愛車と共に・・・。

バイクを愛する人ってたくさんいるんですね。(^^)

ハイテクもいいけれど、レトロなデザインを生かして今に繋がっているハーレーのように、古き良きものを残して行きたいですね。

Kawasakiのダブルも一度絶版になりましたが、レトロなデザインはそのままに再び時代に合わせて生まれ変わりました。

長く愛されて欲しいです(*^_^*)

そう思う~!という方はポチっとお願いします♪(*^_^*)
にほんブログ村 バイクブログ 女性ライダーへ
にほんブログ村



nice!(0)  コメント(6) 

nice! 0

コメント 6

姶良の青馬

初めまして<m(__)m>姶良の青馬と申します。あちこち出没しております。ピら手さんのブログ迄ようやくたどり着けました(*^^)v
私もハーレーに乗るまではハーレーなんてと思っていました(-_-;)
カワサキのバルカンに乗っていてエンジンケースからのオイル漏れが出現しこの症状はパッキンを交換しても再発するらしく同じバルカン仲間でも対処に苦労するトラブルでした、その時、自宅近くのショップに今の愛馬が繋がれており何気に好きな色でしたので交渉を重ね我が厩舎へ愛馬として迎えました。乗ってみると国産と違う感覚の虜になり今に続いています。確かにハーレー乗りは群れますね。バイクに興味の無い方々からは暴走集団と何ら変わらない目で見られるのだろうと思います。私も倶楽部の一員として倶楽部ツーを月に2回ほど催していますが30台平均集まります。ほぼハーレーです。同じような排気量の集まりですからツーには最適です。それぞれの愛馬自慢が始まりパーツの情報交換等ハーレーならではの会話が弾みます。ピら手さんの仰るようにバイクを愛する者の集まりです。ミキティさんと同じようにWを大切に乗られているブログ楽しく読ませていただいております。初コメで長々と書き込みしてすみません(^_^;)又、お伺いいたしますね(#^.^#)
by 姶良の青馬 (2014-02-07 10:46) 

ピら手

姶良の青馬さん♪
初めまして(*^_^*)
昔はバルカンに乗られていたのですね。
30台のハーレー、すごく迫力ありそうです。
日本のハーレー乗りは、アメリカとはまた違って独特なようですね。

by ピら手 (2014-02-07 11:39) 

すらいむらいだー

あり?昨夜書いたと思ったんですが。。。消えてる・・もう一回書こう。

アメリカは、日本よりかなり簡単にバイクの個人売買が出来ます。
で、ロスに渡った時、その手でバイク入手しようと思い、せっかくアメリカに来たんだし、ハーレーでも、なんて思ったんですが、やっぱハーレーは高かった!
こっちのレベルからすれば激安でしょうが、安くても20万円近くしましたねぇ。。。とても買えないので、ヤマハの400ccのアメリカンにしました。

で。400ccのバイクで旅してる、と言うと、現地人によく言われたのが「小さすぎ!」
その小ささを実感して、ハーレーのようなバイクが進化したのを納得したのは、また別のお話、てことで。
by すらいむらいだー (2014-02-08 13:56) 

ピら手

すらいむらいだーさん
海外でのバイクとの色々な思い出があるのですね。
うらやましい限りです。
by ピら手 (2014-02-08 14:54) 

石橋正大

自分が載っている記事を読むと変!!
by 石橋正大 (2014-07-31 19:34) 

ピら手

石橋正大さん
コメントありがとうございます。
ご本人からコメントいただけるとはびっくりです。
フリンジのウェアお似合いでした。
by ピら手 (2014-07-31 20:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。