ロシナンテの肋(あばら)チェ・ゲバラの遥かな旅 [バイクに関する本]
ロシナンテの肋(あばら)チェ・ゲバラの遥かな旅戸井十月著・2000年・集英社
五大陸をバイクで走破した戸井さんの越境記と共に借りたこの本は、ゲバラという人物について、事実80%と、想像20%で書かれたゲバラの評伝小説です。
戸井さんが書いてなかったら読むことはなかっただろうゲバラの評伝。
この本を読んだら、南米を走りながら戸井さんが考えた事や、感じたことがより分かるんじゃないかと思って読みました。
戸井さんの声は知らないけれど、私の想像する戸井さんの低くて優しい声が語りかけてくる、そんな本でした。
チェ・ゲバラのチェは、本名ではなくて、現地の愛称なんだそうです。
この本では、アルゼンチン人であるゲバラの生いたちや、学生時代、友人と2人で行った南米バイク旅、そしてキューバでの出会い、結婚、メキシコでの亡命生活、家族への手紙、そして最後の様子、さらには、30年を経て当時の関係者の告白により発見された彼と、彼を取り巻く人々について描かれています。
戸井さんの南米バイク旅の本を読み、続けてゲバラの南米バイク旅行記を読んでいたので、戸井さん目線で描かれたゲバラのバイク旅も楽しめました。
戸井さんと自分が同じ本を読んでいることが嬉しかった。
歴史や革命家とは何の縁も知識もない私が、読むことができたのは戸井さんの力でした。
ゲバラは親に医師の免許を取るよう言われ、大学へ入りました。
友人と20代に南米バイク旅で、まのあたりにした医療の不足、貧困、病気の人々。アメリカの植民地化した資本家による支配。
旅が彼の何かを変えて行きました。
それから頑張って勉強し、医師の資格を得た後、23歳でキューバの弁護士と出会い、人生が大きく変わって行きました。
メキシコへ亡命しながらも5児の父となり、ゲリラ戦の訓練を受け、戦います。
39歳で生涯を閉じたゲバラに、42歳の戸井さんは南米で思いを寄せました。
戸井さんが19歳の時に亡くなったゲバラが、今でも現地で愛され続けていることに衝撃を受け、この本を書こうと決めたのだそうです。
そして、この文章を書いた時の戸井さんは50歳~51歳でした。
(小説すばるに98年8月~99年6月号まで連載)
戸井さんは書いています「死んだ人間とただ一人だけ会えるとしたら、躊躇なく、私はゲバラと会うことを選ぶ。
会って訊きたいことが山ほどある。
妙な言い方だが、死んでも会いたいと思う人間はゲバラくらいのものだ。
あの世に行ったら会えるのだろうか。
もしそうだとしたら、楽しみでもあるが少し怖くもある。
本書を書き終えた今、気にかかるのはただひとつ。
ゲバラ自身がこの本を読んで、果たして気に入ってくれるかどうかである。」
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの音楽を聞きながらこう書いていた戸井さん。
ゲバラに会えましたか?
バイク話でもしているかな?
同じ所をバイクで旅している2人なら、話が盛り上がりそうですね。
ゲバラは両親に宛てた別れの手紙にこう書きました
「私は、再びロシナンテの肋を自分の踵に感じています。楯を携えた私は、再び旅に出ます。」
旅という言葉がまた出てきました。
旅をしなければ戸井さんがこの本を書くこともなく、私がゲバラの人生を知ることもなかったかもしれません。
旅は人を動かしますね。
キューバという国の過去や現在についても知りたくなりました。
大好きなバイクとの繋がりで、またひとつ、素敵な本と出会えた事に感謝。
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五大陸をバイクで走破した戸井さんの越境記と共に借りたこの本は、ゲバラという人物について、事実80%と、想像20%で書かれたゲバラの評伝小説です。
戸井さんが書いてなかったら読むことはなかっただろうゲバラの評伝。
この本を読んだら、南米を走りながら戸井さんが考えた事や、感じたことがより分かるんじゃないかと思って読みました。
戸井さんの声は知らないけれど、私の想像する戸井さんの低くて優しい声が語りかけてくる、そんな本でした。
チェ・ゲバラのチェは、本名ではなくて、現地の愛称なんだそうです。
この本では、アルゼンチン人であるゲバラの生いたちや、学生時代、友人と2人で行った南米バイク旅、そしてキューバでの出会い、結婚、メキシコでの亡命生活、家族への手紙、そして最後の様子、さらには、30年を経て当時の関係者の告白により発見された彼と、彼を取り巻く人々について描かれています。
戸井さんの南米バイク旅の本を読み、続けてゲバラの南米バイク旅行記を読んでいたので、戸井さん目線で描かれたゲバラのバイク旅も楽しめました。
戸井さんと自分が同じ本を読んでいることが嬉しかった。
歴史や革命家とは何の縁も知識もない私が、読むことができたのは戸井さんの力でした。
ゲバラは親に医師の免許を取るよう言われ、大学へ入りました。
友人と20代に南米バイク旅で、まのあたりにした医療の不足、貧困、病気の人々。アメリカの植民地化した資本家による支配。
旅が彼の何かを変えて行きました。
それから頑張って勉強し、医師の資格を得た後、23歳でキューバの弁護士と出会い、人生が大きく変わって行きました。
メキシコへ亡命しながらも5児の父となり、ゲリラ戦の訓練を受け、戦います。
39歳で生涯を閉じたゲバラに、42歳の戸井さんは南米で思いを寄せました。
戸井さんが19歳の時に亡くなったゲバラが、今でも現地で愛され続けていることに衝撃を受け、この本を書こうと決めたのだそうです。
そして、この文章を書いた時の戸井さんは50歳~51歳でした。
(小説すばるに98年8月~99年6月号まで連載)
戸井さんは書いています「死んだ人間とただ一人だけ会えるとしたら、躊躇なく、私はゲバラと会うことを選ぶ。
会って訊きたいことが山ほどある。
妙な言い方だが、死んでも会いたいと思う人間はゲバラくらいのものだ。
あの世に行ったら会えるのだろうか。
もしそうだとしたら、楽しみでもあるが少し怖くもある。
本書を書き終えた今、気にかかるのはただひとつ。
ゲバラ自身がこの本を読んで、果たして気に入ってくれるかどうかである。」
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの音楽を聞きながらこう書いていた戸井さん。
ゲバラに会えましたか?
バイク話でもしているかな?
同じ所をバイクで旅している2人なら、話が盛り上がりそうですね。
ゲバラは両親に宛てた別れの手紙にこう書きました
「私は、再びロシナンテの肋を自分の踵に感じています。楯を携えた私は、再び旅に出ます。」
旅という言葉がまた出てきました。
旅をしなければ戸井さんがこの本を書くこともなく、私がゲバラの人生を知ることもなかったかもしれません。
旅は人を動かしますね。
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ピルちゃん。こんばんは。
iPhoneだと
ピラフちゃんとかピリピリとかピルちゃんとか名前の候補がいっぱい出てくるよ(笑)
すごいね。十月さんの本から、世界的な旅へと発展していくピラ手ちゃん♪
今度キューバに行くとか言いそうじゃない?
そうそう。うちのダンナ、本好きな人なので、
十月さんのこと知っていました。
ピラフちゃんと話が合いそうだよ^_^
by ミキティ (2013-12-10 18:40)
ミキティさん♪
こんにちは(^^)
キューバはともかく、メキシコに行きたい(笑)
パパさんも本好きなんですね(^O^)
嬉しい♪
是非とも語りましょう(って、いつ?)
やっぱり飲みながらかな(笑)
by ピら手 (2013-12-10 20:39)