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シベリアからモンゴルへ★驚きのプレゼント [読書]

グレートジャーニー9〜12巻はロシア〜モンゴルへと進む旅(*^_^*)
一気に紹介します。
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9巻「道なきツンドラをゆく」(文+写真 関野吉晴 小峰書店 2000年)

毎回、巻頭写真を見ただけでワクワクしてくる本(*^_^*)見たこともない風景がそこにあって。

ツンドラの紅葉、エンメレン村のセイウチ祭りの踊り、
夏のツンドラの花々、エベン族伝統の舟カユックでペンジナ川を下る関野氏、
トナカイの角を頭に載せてにっこりしている少年、
ツンドラの夕焼けの中で夕食の支度をする馬方頭のワレリさん、
絶壁に囲まれた海岸に集まるセイウチの群れ、
サイドカーに乗ったチュクチ族の子供、
トナカイ放牧民が住むチュクチ族伝統の家(テント)ヤランガ、
トナカイの放牧、広大なツンドラで見た雲や虹・・・!

犬ぞりの終着点マルコバから、盛夏のツンドラを徒歩とカヌーで進む。
その間、一度通ったエンメレン村のセイウチ祭りに寄った。

セイウチって、動物園で間近に見たけど、とにかくおっきい!(@_@)
あれを捕まえるってすごいことだと思う。

村人たちはボートに乗ってセイウチ狩りをする。
岸にみんなで引っ張り上げて、さばいて、売ったり年金生活の人にはあげたりして分ける。
その後は村全体で歌って踊ってお祭りをして。
収入を得る手段がなく生活が厳しいけど、皆が協力しあって狩りをして暮らす。
そこには笑顔があふれていた。

10巻「トナカイ遊牧民とくらす」(2002年発行)

巻頭写真はトナカイの親子や、凍った湖や海の上を犬ぞりで走る様子、
緑のタイガ(針葉樹林帯)を一直線に貫くコリマ街道、
民族衣装を着たギジガ村の人々など。

マニリという街で出会った先住民コリヤークの女性リーダーにお願いして、
トナカイゾリに乗って旅をすることになった関野氏。
トナカイの肉や内臓、皮や骨まですべてをみごとに利用する暮らしや、
夢判断で愛犬を精霊にささげる様子などが書かれている。

燃料不足で学校が閉鎖されてしまったウスチパレン村では、
自宅で生徒に勉強を教える先生がいたり、

すべての公共機関が閉鎖され廃村となっているメレンガという村では
現在も住み続けている人に快く泊めてもらった。

話を聞くと、
ソ連の崩壊によって銀山が閉鎖されて廃村となったが
故郷の南シベリアに帰る旅費もないため留まっているのだという。

ジャガイモやトマトを栽培しながら何とか暮らしている人々。
1年のうち9ヶ月は雪の中。

・・・厳しい暮らしをしている人たちがいるんだなぁ。

極東シベリアではソ連時代のほうが暮らしがよかったという人が多かったという。

お金などはほとんどなく、自給自足の暮らしをする人々。
その苦しい生活の中でも、さらに苦しいくらしをしている人たちには
手を差し伸べる人々。

 
トナカイソリ→犬ぞり→自転車と、移動手段を変えながら進み、
世界で最も寒い記録を出したタムトールという村を通る。
マイナス71.2度を記録したこの地、七月上旬には30度を超える暑さだったそうで
年間の気温差が100度以上もある地域なのだとか。

世界の気候は日本に比べて厳しい所も多くて、時期を選ばないと通れない、
そんな土地もあるのだなぁと思った。

11巻「バイカル湖への道」(2002年発行)
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巻頭写真はヤクート人の伝統的な半地下式泥壁住居、
自転車を押すのも大変なぬかるんだ道、バイカル湖のオムリ漁など。

北半球でたどった最悪の道で苦戦した様子や、
ヤクーツクでシャーマン(祈祷師)の治療を見学した時の事などが書かれている。

中を見せて欲しいと頼んだヤクート人の家では、ヨーグルトやワッフルをごちそうになり、
馬の頭を煮て出してくれた。
半地下式の家では、地下の倉庫は天然冷蔵庫となっている。

「世界の家」的な写真集などで見たことはあったかもしれないけれど、
実際に訪問記を読んだことはなかったので、貴重な体験だなぁと思う。

モンゴルまでのルートで、バイカル湖に立ち寄る事を決意した関野氏。
ところが、バイカル湖までの道はないことが判明。
川には鉄道用の鉄橋しかなく、自転車で線路の上を渡らせてもらったり・・

ドキドキの鉄橋です。

道はどんどん悪くなり、自転車のブレーキがきかなくなる危機!
(ホイールとブレーキパッドの間に泥がついて、パッドがなくなった!)
さてどうやってしのいだか・・・!?は、読んでみてくださいね(#^.^#)

バイカル湖は琵琶湖の50倍で水深、透明度、水量では世界一の湖。
そこで先住民族ブリヤートが住むコルサコバ村に滞在させてもらうことに。
楽しそうに漁をする様子や、関野氏のために羊をふるまってくれた人々。
逆境にめげずに親切にしてくれる人たちに出会います。

12巻「草原と砂漠のモンゴル」(2003年発行)

巻頭写真は、ゲルの内部、牛追いをする遊牧民の少女プージェ、
ラクダにのって学校にむかう子供たち、道の途中で転がっていた牛の死体、
赤ちゃんラクダと母ラクダ、遊牧民と一緒にラクダで旅をする関野氏。

馬20頭、牛20頭の世話を1人でしていた7歳の少女プージェと出会う。
母親のエルデネチメグさんは盗まれた39頭の馬を探しに出ていた。
その家族が関野氏に馬をプレゼントしてくれるという。

困っている人には大切なものでも気軽にプレゼントする。

アマゾンやシベリアの採集狩猟民も同じだった。
限られた人がみんなが必要としているものをひとりじめすることはない。

さて関野氏はどうしたか・・・?それは読んでのお楽しみですね(#^.^#)

ラクダの出産や、砂丘をラクダにのって走ったり、
砂嵐に襲われたり、ラクダに蹴られたり・・・・。
楽しみながら、困難を乗り越えながら、ようやくモンゴルから中国へと到達します。

1時間くらいで1冊読めて、しかも内容がかなりサバイバルで、
初めて知ることがたくさん書いてあって、
残り3冊となりましたが、この先も楽しみです(#^.^#)

今日は娘が熱を出し、咳もしていて保育所をお休み。
看護という事でお休みをもらい、病院に行ってきました。
解熱剤をもらったので、熱は少し下がったようです
(熱と咳はあるけど、元気いっぱい)

ふうせんかずらの種
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ふうせんかずら、朝顔の種de w650
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皆様も風邪にはご注意を~(#^.^#)

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