2019おくのほそ道ソロツーリング(1)1日目★深夜の出発〜平泉泊 [ツーリング]
こんにちは(^^)
おひさしぶりです!
昨日は久々にバイクを拭き拭きしてあげました。雨か酷暑かという極端なお天気が続いてライダーには辛いですね。
8月の上旬に3泊4日のソロツーリングで岩手県平泉〜宮城県〜福島県〜栃木県とおくのほそ道の風景を訪ねて来ました。
今年は梅雨明けが遅くて、お天気も猛暑か大雨で台風が来たりと、ギリギリまで本当に行けるかわからない状態でした。
その為、お宿の予約は直前になり、素泊まりのプランになりましたが、コレが意外に良かったんです(^^)
今回の旅では色々と学ぶことがありました。以下、レポートです♪
長いです!(笑)
【出発まで】
7月頃ダメもとでだんなさんに聞いてみた
「8月に数日ソロツーリングに行ってきてもいい?」
「今年は交代で、行こうよ!」
うーん、それもいいね。
「わーい\(^o^)/」
今年から息子は中学生になり、部活があるためおばあちゃんの家に預かってもらえないのであった。
でも、何とかして、ツーリングに行けないだろうか?
考えた末に出た結論は、交代で行く!という方法だった。
おくのほそ道やドナルド・キーン先生の本を読んで平泉の高館義経堂や毛越寺にどうしても行きたかった。わんこそばも食べたいぞ。(笑)
前回行けなかったし、1人ならおくのほそ道関係の目的地にも好きなだけ行けそうだ。(笑)
埼玉から岩手までは酷暑の中走ったら倒れてしまうので、前回同様に夜中に出る作戦である。
でも、1人で行くのは少し心細いけど、仕方ない。
(実際走り出してみたら意外と平気だった。笑)
あと、心配なのは急なパンクや立ちゴケなどのトラブルだ。
どちらも滅多にないので気にしないことにする。(パンク修理剤は使ったことがないが携帯している。)
行きたい場所を決めるには、おくのほそ道関連本を買い込み、じっくりと読みまくる。
今回訪ねる最北端は平泉の高館義経堂で、ここはおくのほそ道風景地スタンプラリーのポイントでもある。平泉には他にも毛越寺や中尊寺、おくのほそ道風景地の金鶏山もあり、泊まりでゆっくり観光したいと思った。
幸いに、素泊まりでソロツーリストも歓迎の宿が取れた。「浄土の館」という毛越寺の駐車場横にある宿だ。
1人旅の場合、宿は山奥じゃないわかりやすい場所にある事と、お値段がリーズナブルな事、駐車場が砂利じゃない事がとても大事。(笑)温泉があればなお良い♪
素泊まりでツーリングするのは初めてだったが、この宿は素泊まりプランしかないようである。
ユースホステルは安心して泊まれるが、それ以外の規模の小さな宿は女性から見て少し不安があったが、平泉町の関連施設であることが分かり安心できた。
2日目と3日目のお宿もとても悩んだが、最悪悪天候も考えて高速のインターから遠すぎない所を選び、予約した。
ドラぷらのツーリングプラン(東北)三日間東北方面への高速7500円になるプランも予約した。
ツーリングマップルで走る予定の道に蛍光ペンでマーキングしながら、ルート図を紙に書いていく。
給油するサービスエリア、立ち寄る場所と営業時間のチェック、駐車場の確認(砂利じゃないか?)、食事はどこでするか?買い出しはいつする?宿泊先の名称と住所、電話番号などなど。(万一スマホが使えなくなっても大丈夫なように)
ざっくりと紙に書いておき、複雑な曲がり角などは図式化しておくと覚えやすい。
この作業をしている時が一番楽しい(笑)
ざっくりと書いた予定を写真に撮りだんなさんにメールしておいた。
【前日】
ギリギリまで、荷物の準備や行き先の情報を見ていた。19時ごろに寝て23時に起きる予定。
夕ご飯は早めに済ませて就寝
23時に起きると、だんなさんが寝る所で、気をつけてなーと声をかけてくれた。
【当日】
0:30出発予定→1時00分発
光るべストを着ているので少し安心。
ひとまず佐野SAまで行くぞー(≧∇≦)
ウェアは、上が化繊のタンクトップ、長袖Tシャツ、半袖Tシャツ、フルメッシュジャケット、下はcw-xタイツにウール靴下、メッシュの革パンに膝バッド。
気温は26℃と深夜にしてはかなり高め。寒くはない。
夜でも意外とトラックなどがいる。お仕事お疲れ様です。
夜の長距離高速走行では眠気防止に音楽を聴いていた。今回のツーリングでとてもお世話になったのはWANIMA。明るいテンポの良い曲が元気をくれる。
佐野SAでは少し体が冷えたので佐野ラーメン♪
めっちゃ美味しくて、幸せ♪こってりめの醤油。
食べると少し眠たくなり、ホールズを舐めたりしてゴマかす。(笑)お盆ではないため道はとても空いていた。
サービスエリアでは大型トラックがたくさん止まって休んでいた。バイク置き場にはほとんど誰もいなかったので、座り込んで少し仮眠をとる。少し眠ると疲れが取れる。
↑那須高原SAで10分ほど仮眠&給油
そうこうしているうちに、数時間がたち、4時近くなると空が明るくなってくる。
暗いのはほんの数時間なんだなぁ。日が昇ると暑くなるので先を急ぐ。
いくつかのSAで休憩&給油。福島のSAでは芭蕉の句が石碑に・・・。これは後日行く予定の医王寺で詠んだ句である。
宮城県の鶴巣PAでは、バイカーたちが集合して夜は雷雨だと話している所だった。明るいうちに到着せねば!
この頃夕立が多くて要注意だ。気温が上がってきて、あづい~レモン牛乳ソフトでクールダウン。
給油して出発。
ツーリングプランの北限である大和インターで一旦降り、Uターンして再び乗り直す。
10時10分
平泉前沢インターに到着!やったぁ!無事着いた!
既にとても暑い・・・気温36度くらい?
でも、今夜は平泉に泊まれるので気持ち的にとても楽だった。ほっとした。
まずは高館義経堂を目指す。
中尊寺前の中尊寺交差点を左に行くとバスの駐車場があり、そこで停めさせてもらった。暑さのせいかバイクはいない。
少し斜めっているので、斜めに停めるといいよとアドバイスされる。有料駐車場でも50円だが、無料って嬉しい(笑)
靴をスニーカーに履き替えてジャケットを脱ぎ高館義経堂へと向かう。
義経堂は歩いて5分ほどの場所にある。
中尊寺交差点を左(南)へ向かい、分岐を左へ。
踏切を渡り、右へ。すぐに義経堂入り口の看板が左手に見えてくる。
踏切渡ってすぐ左にはかつて清水の湧いていたという石碑があった。
義経を最後まで守った兼房に因んでいるようだ。
義経堂へは結構急坂を登る。
この坂の途中に砂利の駐車場があるが、迷わずパスした(笑)
坂を登ると鬱蒼とした奥に入場券売り場がある。チョロチョロと山から清水が流れている。
ここは毛越寺の敷地の一つなのだそうだ。
スタンプを押して、階段を登る。
ライダーらしき男性も登ってきた。
こんにちは。と挨拶を交わす。
バイクですか?どちらから?と聞かれ、埼玉からです(^^)と言うと、1人で?かっこいいなぁと言われる。とりあえず無事ついてほっとしてます~笑
階段を登ると山の手前に田んぼ、そして北上川がカーブを描きながら流れる絶景が広がった。
山には大の字が見えた。大文字焼きをするのかな?
さらに左手に階段があり、その上に義経堂があった。
小さなお堂の中には義経の像がきりりとした顔で鎮座していた。
おみくじを引いてみると、全然良くないし・・・(笑)
しかも、とても蚊が多くて、たくさん刺されてしまった。いつも蚊に刺されてしまう私・・・(>人<;)
若くして苦労して、武将として活躍し、兄に疎まれ、裏切られて30代で幼い子供や妻と共に自害しなくてはならなかった彼の人生や、彼と共にいた弁慶や兼房を思った。
そうして、高館義経堂でそれを思った芭蕉やキーン先生を思った。
夏草や兵どもが夢の跡
高館から見下ろす風景に芭蕉は命をかけた兵たちの姿を見たのだろう。
文字や絵や芸能の発達により、文学や歴史や芸術が受け継がれ、旅人の心にかつての風景を映し出す。それは今も昔も変わらずに続いている。そんな文化を大切にして行けることは素晴らしい事だ。
ライダーらしき男性が、しまなみ海道の所にあるお寺に義経の甲冑があるよ、と教えてくれた。
私が義経ファンだと思ったのかな?ちょっと見てみたいと思った。
俳聖かるたを買って、義経堂を後にした。
中尊寺の参道にあるお蕎麦屋さん「義家」へ。
以前気になっていたお店で、来てみたかった。
11時台ということもあり、並ぶこともなく座敷でのんびりと寛げた。
思い切って奮発し義家セットを頼む。
宿代が安いから、ね。(笑)
義家セットはすごかった。
!!!
わんこ蕎麦だけど、追加はなくて、小分けされたお蕎麦を好きな薬味で食べる方式だ。
とろろやなめこおろし、天ぷらなど様々な味で楽しめる。
大満足〜(^O^)
思い切って豪華なのにしてみて良かった。
ちょっと家族の顔がよぎるが、宿代が安いからオッケーとする(笑)
弁慶堂など以前見ていない場所を見て、平泉の町を見下ろす。金色堂裏手の蓮はもう時期が終わっていたのか、咲いていなかった。
さて、昼食も無事に終え、駐車場の隣の博物館的な所へ行ってみることにした。とにかく暑いので、涼もうと思ったのだ。
ところが・・・
この博物館(平泉文化史館)は色んな意味ですごかった(笑)
ずらりと並んだ観光バスの向こうに、義経堂のある丘が見える。
かつては激しい戦いがあった場所も、今は穏やかな農村風景となっている。
早々に引き上げて、駐車場のおじちゃんに会釈して次の目的地、平泉文化遺産センターへと向かった。中尊寺交差点から南へ進み、最初の信号(花立)を斜め右へ。
ここは、おくのほそ道風景地スタンプのポイント(金鶏山)でもあり、金鶏山の麓にある無料の見学施設だ。
暑さで参っていたので、涼むことができて助かった。
薄暗くて、うっかりウトウトしてしまう(笑)
この後は、すぐ傍の毛越寺へ。
平泉文化遺産センターを出て右へ。T字路を右へ行くと毛越寺の門が見える。
少し通り過ぎて、駐車場にバイクを停めた。(50円)
毛越寺駐車場にはおいしそうなパンを売っている売店があった。
芭蕉の句碑や、かつての名残を残す池があった。
翌日、早朝座禅を申し込んでいたのでとても楽しみ♪
写経体験も申し込み制で行われているようである。
宝物館を見て、ぶどうのかき氷を食べた。
ほんっとうに暑かった!!
(革パンだし!)
4時を回ったので、毛越寺を出て、売店でパンを買い、宿に向かった。
宿は、駐車場をぐるりと回って、矢印に従って、左折したあたり。
早速着替えて、温泉へ♪(徒歩10分ほど)
毛越寺に来る途中にあったので、分かりやすかった。
温泉に行く前に、金鶏山麓の義経妻子の墓へお参りした。(その時は義経のお墓もここだと思っていたけど。)
温泉は、すごくすべすべになるいいお湯だった!
ビールは売っていたけど、売店は終わっていた。平泉はほとんど飲食店が4時~5時で終わってしまうらしく、街は閑散としている。ほとんど歩いている人もいない。
宿のご主人に、駅に6:45まで開いているコンビニがあると聞いていたので、向かっていたら外国人の家族に「ご飯を食べる所を探している。どこも閉まっていて困っている」と助けを求められる。
Googlemapの画面で飲食店を探している模様で、同じ画面で一緒に探して、電話をかけて確認してあげた。焼肉屋さんがギリギリ受け入れてくれるとのことで、近くまで一緒に行き、別れた。
アリガトウ!!ととても感謝された。(^_^;)
それにしても、本当にここまで!?っていうほどの静けさ。
地ビールや、いぶりがっこ(燻製たくあん)、ポテチなどを買い、夕日の沈んだ金鶏山の風景の美しさにしびれながら宿へと戻った。
宿のご主人が、面白い人で、DVDを見たり色々とお話したりお酒を飲んだりして夜は更けていった・・・
翌朝、中尊寺の早朝座禅で衝撃の出来事が。。。笑
続く
1日目出費メモ
ガソリン 587円(4.38L/@134円) 燃費25km/L
佐野ラーメン 800円くらい
ホールズ108円
カフェラテ 150円
ガソリン 942円(6.24L/@151円) 燃費29km/L 那須高原SA
レモン牛乳ソフト 151円
ガソリン 1019円(6.75L/@151円)燃費29km/L 鶴巣PA
高館義経堂 200円
俳聖かるた 1000円
わんこそば 2500円
平泉文化史館 310円
毛越寺駐車場 50円
毛越寺 500円
かき氷 800円
パンなど 500円
浄土の館 3700円
悠久の湯 500円
ニューデイズ平泉買出し 2562円
カップめん 200円
計16579円