おくのほそ道ツーリング★3日目(2)米沢で戦国武将の甲冑に出会う [ツーリング]
おくのほそ道ツーリング★3日目(2)立石寺〜宮坂考古館〜会津の里ユースホステル
商正堂さんでおまんじゅうを食べて、一息ついた後、再びバイクウェアに着替えた私たちは12時すぎくらいに立石寺(山寺)を出発しました。
出る時には人も車も増えていて、お昼時でお店も大賑わいでした。
天気が心配なので次の目的地、米沢まで行ってしまう事にしました。
ひたすら国道13号米沢街道で南下します。
目的地までは68kmの距離で、だいたい1時間ちょっとかな?と思っていました。
しばらくは山形の中心地が近くて都市っぽい風景で、流れは速いけど、信号やお店への車の出入りもあり気が抜けません。
山道に入っても交通量は多かったです。
米沢に近づいてくると昨年も来たので懐かしい感じです。
今年も来られるとは思っていなくて、とても嬉しい♪(≧∇≦)
気温が上がってきて、暑い・・・そして眠い・・・(^◇^;)
ノロノロ進んでいる時に、だんなさんが地図に気を取られ、前のタクシーに追突しかけて「アブナイ!」と大声で叫んだ・・・。
びっくりして急ブレーキ!あわや立ちゴケ!?
足の長いだんなさんは何とか持ちこたえて無事でした(^◇^;)
ノロノロの追突・・・ぶつかりゴケに繋がり恐ろしいです。
やっぱり1時間に一度は休憩必要ですね。
13号のガソリンスタンドの所から喜多方市方面へ右折だったみたい。通り過ぎちゃったけど・・・(^◇^;)
ちょっと迷走しつつも、やっとこさ到着です。
大学生1人、大人1人の料金を払って中へ。
中はこぢんまりしたスペースで、名だたる武将たちの甲冑などが展示されていました。
上杉謙信所用の鎧兜「素懸白綾威黒皺韋包板物腹巻(すがけしろあやおどしくろしぼかわつつみいたものはらまき)」トンボの前立がかっこいい!トンボは後退しない事から、武士に好まれた意匠なのだとか。
伝・上杉綱憲所用の「本小札紺絲威胴丸具足(ほんこざねこんいとおどしどうまるぐそく)」大きな輪の前立がかっこいい!
直江兼続所用の「浅葱絲威錆色塗切付札二枚胴具足(あさぎいとおどしさびいろぬりきっつけざねにまいどうぐそく)」浅葱色の糸の美しい鎧兜♪(≧∇≦)
そして、前田慶次所用という甲冑。
前田慶次について全く知らなかったのですが、そういえば以前ベテラン司書の方からオススメされた本が「一夢庵風流記(隆慶一郎著)」という前田慶次が描かれた本でした。このツーリングをきっかけに、この本を読んでみようと思いました。(今、読んでますが、結構面白いです♪(≧∇≦)なかなかのかぶき者)
甲冑や米沢に関する本も自由に読めるようになっていて、中でも初めて見たこの本がとても素晴らしく、目の前にある甲冑が載っていて感激!(≧∇≦)今ホンモノの前にいるよ!私たち(笑)
(後日、偶然コンビニで見つけて同じ本を購入)
別室の火縄銃や玉造の道具などを見て、宮坂考古館を後にしました。
その後給油して、R121八谷街道(会津街道)で喜多方市方面を目指します。
途中の道の駅田沢でお昼ご飯にする事にしました。
・・・が、お蕎麦などの食事は既に終了・・・( ̄◇ ̄;)ガーン
すると、玉こんにゃくと、外で売ってるパンがあるとの情報が。
パン屋さんが外でお店を出していて、何とかお昼ご飯にありつけました♪(≧∇≦)
パンもすぐに売り切れ、かなり危なかった〜(^◇^;)
道の駅を過信してはなりませんね。
さて、出ようかというところでポツポツ雨が・・・
走り出して山道に入ったあたりでザァザァ降りに。(泣)
さすがに路肩でカッパを着て、再び走り出します。カッパってありがたいなぁ。雨がビシビシ当たります。
ヒィィー(>_<)
ネモケンさんが「コーナリングの際にギアを落とすとグリップ力が増す」と動画で言っていたのを思い出し、5速じゃなくて4速にしてみたら、とてもグリップしてる安定感がありエンブレも効いて安心して走る事ができました。
ありがとう♪ネモケンさん(≧∇≦)
それにしても凄いゲリラ豪雨で、目の前は真っ白・・・
自分史上最大級のバイク雨です。
(北海道ツーリングの最終日を思い出しました。)
長〜い大峠トンネルや、いくつかのトンネルがあり、とても助かる!(笑)
途中、雨も止み、何にもない駐車スペースで休憩。
後ろに連なっていた車を抜かせるのが目的とか・・・(^◇^;)スンマセン
自販機もない場所なので、こういう時とか、非常時のためにも、食料や飴や飲み物を積んでおく必要があるなーと思いました。
だんなさんと山寺で買ってきたおまんじゅうでひと息ついて、塩チョコ飴で塩分&糖分チャージして、再び出発です。
雨が止んでいて暑くなってきたのですが、まだ怪しいのでカッパは脱がないことにしました。
そこからまた山道を走り、左手に視界が開け、喜多方の町が見えてきました!
雲の影が山や田んぼに写って動いています。
土砂降りの雨の中走ってきてこういう絶景に出会うと、何だか妙に感激します。
生きてて良かったー(≧∇≦)
っていう感じと、雨上がりにしか見られない風景との貴重な出会いに胸がいっぱいになります。
バイクって本当に感動をくれる乗り物です。(困難もくれるけど(笑))
雨は時折強く降りますが、弱まってきました。
もうすぐ道の駅喜多の郷、という標識が出てきて、
多分、もうすぐなんだけどー。
それからやっぱり少し降られてしまいましたが、喜多方の町の路面は乾いていて、すれ違うライダーもカッパを着ていません。
(山の方はどしゃ降りだよー。気をつけて〜(^◇^;))
晴れていて車も乾いていて私たちだけがずぶ濡れで変な絵です(笑)
バックミラーに映る山に黒い雲がかかっているのが見えました。
もう戻りたくない!(笑)
しばらく行くと喜多方の町だけあって喜多方ラーメンの看板がたくさんありました。
喜多方ラーメン、食べてみたいな。
右側の家具のお店の隣に山口酒店さんがありました。
ついたー!!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ここは酒屋さんが営むユースホステルで、素泊まりです。
ユースホステルのお部屋は、隣のお部屋と襖で仕切られた昔ながらの日本家屋でした。
私たちの他に年配の男性ライダーさんが隣のお部屋を1人で利用しているようでしたが、他には誰もいなくて、私たち2人は広々とした和室のお部屋を使わせていただきました。
ハンガーがたくさんあってとにかく助かりました(^◇^;)
お店の方が案内して下さって、先にお支払いを済ませ(2人で5000円と、リーズナブルに済みました。)、温泉と食事のできるお店、そして朝ラーメン(略して朝ラー)のオススメのお店を教えていただきました。
まずは着替えてずぶ濡れのグローブやカッパを干して、温泉と食事です♪
幸いに、オススメのお店のお蕎麦をだんなさんが予約してくれました。
お盆時期で早仕舞いしてしまうお店が多く、七時半に行くという事に。
ユースホステルから温泉花しょうぶの湯はすぐ近くで、檜のお風呂が気持ちよく、その後温泉からお店粋旬さんまでは15分くらい歩きました。
町はほとんど灯りもなく、真っ暗・・・(^◇^;)
お盆で人いないのかな?
お刺身や馬刺し、天丼やお蕎麦を頂いて、1日無事に走って来られた事に感謝して乾杯しました。
このお店が雰囲気も味もお値段もとても素晴らしく、地元の人の勧める店に行ってみるもんだなぁとしみじみ思いました♪(≧∇≦)
素泊まりもまた、素晴らしい!
ツーリングの後のリラックスした時間は本当に幸せな時間です。
今日は立石寺も宮坂考古館も良かったね!このお店に来られて良かったね!と話しながら、
しみじみ、私たちってホントに好みが近くて助かるなぁーと思いました♪(≧∇≦)
翌日はツーリング最後の日。
お天気が悪そうなのがちょっと心配でしたが、この3日間の素晴らしい体験を思い出して満足しながら翌日の朝ラーを楽しみに、眠りにつきました。
4日目は、喜多方ならでは!?
の、朝ラーから始まりました(≧∇≦)
が、、教えてもらったお店は大変な事になっていました・・・(^◇^;)
続く
本日の走行距離 156km
本日のタイムテーブル
6:30起床
7:30朝食
9:00出発
9:20立石寺着
12:00過ぎ 立石寺発
14:20宮坂考古館着
15:40道の駅田沢
17:00道の駅喜多の郷
17:24会津の里YH
18:30花しょうぶの湯
19:30和食処味浪漫粋旬
20:30会津の里YH
本日の出費
立石寺 300円×2
ふもとや 1050円(芭蕉奥の細道旅日記・ワンカップ・ずんだ味のチョコレート)
商正堂 まんじゅうなど1500円くらい
宮坂考古館 300円+400円
ガソリン 5.26L×@139=731円 燃費30.4km/L ENEOS門東町SS
道の駅田沢 お昼ご飯2500円くらい(パン・こんにゃく・カフェオレ)
会津の里YH 2500円×2
花しょうぶの湯 200×2(YH値引き)
粋旬 8000円くらい?
アイス 150円・130円
アイスカフェオレ 180円
宝珠山 立石寺
宮坂考古館|甲冑
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