2018年夏の東北ツーリング(1)出発〜宮城編 [ツーリング]
こんにちは。
8月12日~14日で宮城→山形→福島と、だんなさんとふたりでツーリングしてきました(*'▽'*)
台風後の波乱の出発で、計画通りにはなりませんでしたが、道中は何とかお天気にも恵まれて、楽しんで走ることができました(*^◯^*)
以下、ツーレポです♪
8月7日(火)
関東に台風が向かってきていた。
なんと、9日には直撃の予報。
大慌てで子供たちがだんなさんの実家へ向かう新幹線の日にちをスマホの予約サイトで1日ずらした。
直前のため2人がけの席はいっぱいで、3人がけの通路側を押さえる。
子どもたちの着替えや荷物を宅急便のインターネット集荷予約に連絡して取りに来てもらう。←これは伝票を書かなくて良いのでとても便利!
8月9日(木)
台風は太平洋上を進み、埼玉あたりにはそれほど影響なし。
新幹線も割と影響受けず。
子どもたちの宿題のチェックと、ドリルの丸付け、持ち物準備をする。
8月10日(金)
子どもたちを東京駅まで連れて行く。15分ほど並んでチケットを受け取り、いつものお寿司屋さんでわさび抜きを頼むと既に作り置きがあり助かる。
手土産を買い、ホームへ行くと売店でマンガを買う子どもたち。
息子→こち亀 、娘→ドラえもん
マンガを手にした瞬間から読みふける(笑)
隣の席の方に挨拶してホームから出発を見送る。マンガに夢中でした(笑)
当初、ツーリングはこの日の深夜出発予定だった。
帰宅後、荷造り開始。
夕方
宇都宮あたりで短時間大雨警報が出る。
スマホの雨雲レーダーを見ると真っ赤だった。(豪雨)
落雷や突風の警報が出ていた。
そして、東北道下りの渋滞が既に始まっていた。
豪雨+渋滞って・・・(*_*)ヤバ
ひとまず夜の10時まで眠ることにする。
起きてスマホの雨雲レーダーを見ると相変わらずの豪雨。そして渋滞。
・・・。
待てども待てども雨は止まず、渋滞はさらに増えていく。
こりゃダメだー(*_*)
諦めて朝まで寝ることにする。
朝、豪雨は収まっていたが、渋滞が40キロになっていた。(>人<;)
朝9時、やむなく岩手県の宿にキャンセルの連絡を入れると、事情をわかっていただくことができた。
ホントにごめんなさい。いつかリベンジします!と、心の中で思ったのだった。
この日はどんよりした天気で雨がパラついていた。
暇になってしまったので、手打ちそば満作へお昼を食べに行く事にした。(車で)
おいしいお蕎麦を食べて、どんよりしていた気分が少し明るくなった。
雨が降り出し、気持ちも沈むー。
こんな調子で2日目に宿泊予定だった宮城(鳴子温泉)の宿に辿り着く事が出来るのだろうか・・・
ブーツやレインカバー、グローブに防水スプレーをして、ヘルメットのシールドに撥水ぽろぽろをスプレーした。
不安な気持ちのまま夜の7時ごろから就寝。
夜10時頃、雨雲レーダーを見ると、また降っている・・・。
でも豪雨ではなかった。
なるべく降られない時間帯に出たい・・・。
深夜の1時半に出る事にして、0時に起きる事にした。
起きると雨は降っていなかった。
が、行き先には雨雲が。
カッパを着て、荷物にはレインカバーをしてネットをかけて行くことにする。
1:30出発
光るベストを着て、光る棒状の物をバッグにはさむ。
撥水ぽろぽろをスプレーしたのはいいが、ティッシュで拭くのを忘れていて、曇って見にくくて困った(>人<;)
コンビニで拭き拭きして高速に乗った。
菖蒲PAで革パンの上にしていた膝パッドをカッパの上にする。
カッパの中だとキツくて辛かった。
そこから上河内SAまでの間、少し雨に降られた。前日とは違って交通量はそこまで多くないのが有難い。
3時頃
ソースカツ丼を食べるだんなさんと、とちおとめソフトを食べる私。
少し生き返って再び出発。
次の安積(あさか)PAへ向かう途中、東の空が朝焼けでピンクとスカイブルーの美しいグラデーションに染まり始める。
走りながら夜明けを迎えるのは本当に素晴らしい瞬間だ。
周囲の田園風景も一面に緑色が広がり、清々しい。
牛の匂いがするのは牧場地帯なので仕方ないとして(笑)
風景を見ながら走れるのと暗闇を走るのとでは印象が全く違ってくる。
そういう意味では、一時半くらいに出発するのも悪くない。
日が昇ると途端に暑くなるけれど。
安積PAは初めて利用したけど、コンパクトなPAだった。
m&m'sと芋ようかんとコーヒーを買って20分くらい突っ伏して眠った。
東北っぽいおつまみ発見(笑)
少しスッキリして次の菅生PAへ。
明るくなると車も増えて、変な車も出始める。追い越し車線の煽り運転は見ている方が恐ろしい。
フラフラしているバイクとか、スレスレで抜いていくバイクとか、変な人も増えてきたので気が抜けない。
菅生PAで朝ごはんを食べた。
私は冷やし蒸し鶏そば、だんなさんはかき揚げと蕎麦のセット。
PAのお蕎麦がとてもおいしかったのでびっくり。
この先渋滞が発生しているようなので仙台宮城インターで降りて下道で鳴子温泉まで行かない?とだんなさんが言ってきた。
仙台宮城インター?
それって・・・
伊達政宗の甲冑がある仙台市博物館の近くじゃない!?
調べると、最寄りのインターだった。そして時刻は9時前で、博物館は9時からだった。
行くしかない!!(≧∀≦)
給油して、仙台宮城インターで高速を降りた。
仙台市博物館は仙台城跡の公園内に位置しているので、仙台城跡という表示を目指す。
48号線を直進し、仙台城跡方面へ右折。次の信号を右折するとすぐに仙台市博物館だった。
駐輪場にバイクを停め、スニーカーに履き替え、帽子をかぶる。←これ大事
だんなさんがマラソン用に五本指の靴しか持ってきていないと言って、不思議なファッションになっていた(笑)
仙台の七夕飾りは和紙でほんわかした感じで素敵(≧∀≦)
常設展示は460円だった。
中に入るとすぐに伊達政宗のアノ月の前立の甲冑が飾られていた。
年間60日しか展示していないということを知って、この甲冑に会えたことがとても嬉しかった。
奇跡だよー(≧∀≦)
これも、ある意味豪雨のお陰かな。
様々な資料をじっくりと見て2時間くらい経過していた。
だいたい博物館へ行くと2時間ほどかかるのである。
外に伊達政宗像があるとの事で、見に行く事にしたのだけど、、
これは初代の頭だけの像。
思ったよりも遠くて、さらに坂道を登っていく。
汗だく!!
どうもこの上の石垣の上にあるらしい。
道路では車が大渋滞していた。
仙台城跡の石垣がすごい迫力でそそり立っていた。
茶色い急な角度の石垣だ。忍者もこれは登れないな。
やっとの事で回り道して石垣の上にたどり着くと、馬に乗った伊達政宗が仙台市内を眺めていた。
こんな場所にいたんだ!
と、驚く。
ビル群を眺める伊達政宗の後ろ姿はかなりシュール。
遠くに海が見えた。
お城からはさぞかし景色が良かっただろうなぁ。
隣接する戦没者を祀った神社にお参りして、仙台市を後にした。
きた道を戻り、高速の方へは行かずに北上する。
宮城大学などがある住宅地などを抜け、鳴子温泉を目指す。
途中、渋滞していて??と思ったら、バイクと乗用車の追突事故だった。
他人事とは思えず、気を引き締めて走る。
時刻は3時近くになっていた。ファミマでお昼ご飯を買い、お店の裏手の日陰で地べたに座って食べた。
疲労回復のための梅干しおにぎりと、ドライフルーツ&ナッツ、スポーツドリンク、フランクフルト。
どれもおいしかった。梅干しパワーは侮れない。
食べたらまた元気になり、鳴子へと向かう。
東北道古川インターから鳴子温泉へと続く47号線へと出てホッとする。
交通量は多いが、山形と違いそんなに車は飛ばしてはいなくて、ホッとする。
宮城県の人はそこまで飛ばさないのかな?
予約していたホテルは、ツーリングマップルで見つけた「ホテルたきしま」である。
鳴子温泉へと信号を左折すると、ホテルが立ち並ぶ温泉街になり、右手にホテルたきしまがあった。
16:00頃
ガレージにバイクを入れさせてもらい、部屋へ。
テレビのある二階の六畳の部屋からは川と山が見えた。
早速お風呂へ。
男女別の風呂と家族風呂、そして薬湯があり、薬湯は貸切で入ることができる。
二組並んでいたので、男女別の風呂へ。
無味無臭だが、すべすべとしてとても気持ちが良い!
食事は大広間で御膳の前に座っておいしくいただいた。
日本酒も♪
どれもおいしかった。
食後に薬湯へ行くと、誰かが入っている様子なので待っていると、宿のご主人が温泉卵を作っていたらしく、ざるにいっぱいの卵を持ってきた。(笑)
早速お風呂へ。
地下へと階段を降りるとすごい蒸気!そして熱い!
お風呂のお湯はむちゃくちゃ熱くて、のぼせやすい人は10秒と言われていたので足だけ入れてみた。
すると・・・!
不思議な事にスーッとお酒が抜けて行った。
なにこれ!?
だんなさんと2人、急に頭がスッキリして驚く。(笑)
さらに、湯船に浸かると、素晴らしくすべすべとして、チョー気持ちが良い。
なんじゃこのお湯は!
感激しながらお湯を出た。
汗が後から後から出てきて、体にとても良いというのがわかる気がした。
悪いものが出ちゃうみたいな感覚で、体がフッと軽くなる感じ。一日中頑張ってくれた手や足、腰、お尻、全部から疲労が抜けて行くのがわかる。
2人して驚きながら部屋へ戻ったのだった。
ホテルたきしまのお風呂、すごいー(笑)
ホテルはとても古くて、昭和の香りが漂う。廊下には漫画の棚があり、レトロなラインナップ。
宿のご主人によれば、鳴子温泉には370種のお湯があるという。そして、ここの薬湯は地元の人にも人気なのだとか。
わかるかも・・・。
初めての鳴子温泉が衝撃的なお湯だった。(笑)
他の立ち寄り湯にも今度は入ってみたい。
寝不足もあり、この日は9時頃には撃沈。
8月13日(月曜日)
朝6時に起きるとだんなさんはマラソンに行っていた。
7時半から朝食なので7時過ぎに女湯へ。熱すぎて入れないかと思ったら、かき混ぜたら入れた。
やっぱり鳴子温泉、サイコー過ぎる・・・。
日本の温泉は本当に様々な種類があって、楽しいなぁ。
これだから旅はやめられない。
朝食はシンプルでおいしかった。
温泉卵がついていた!(笑)
仕度をして鳴子峡へと出発する。
ガレージにはBMWが一台増えていた。
鳴子峡はすぐで、駐輪場はガラガラだった。
9時からの所、9時過ぎに着いたからだった。
紅葉の名所で、一度紅葉の時期にも来てみたいと思う。
上からは渓谷は全く見えなかった。
遊歩道があり、降りて行くと水の音が激しくなる。
渓谷の水面近くまで降りることができて、ダイナミックな風景を楽しむことができた。
これは、降りなかったら損してたね。
汗だくになりながらもバイクへと戻る。次は松尾芭蕉が泊まった馬小屋のある家(封人の家)へと向かう。
・・・が、行きすぎてしまい、引き返した。
封人の家は、茅葺き屋根で土間に馬小屋がある古民家である。
芭蕉が「蚤虱(のみしらみ)馬の尿(ばり)する枕もと」と詠んだ所だ。
ここは山形県である。
ここの受付の方がとても気さくに色々な話をして下さって、芭蕉が座った場所?に座らせていただき
写真を撮って下さった。
その後、分水嶺があるというので見に行く。
封人の家から歩いてすぐのところに、小川の水の流れが日本海側と太平洋側に分かれて流れている場所があった。
ここから全く逆の方向へと進むんだぁ。
でも、海に着いたらまた一緒になるね。
つかの間、水の冒険に思いを馳せた。
この後、芭蕉が通った最大の難所(?)の山刀伐(なたぎり)峠へと向かった。
そこは、ライダーにとっても難所だった(笑)
続く