いのちの初夜 [読書]
映画「あん」の出演者たちが5月30日に東村山市のハンセン病療養所、多磨全生園にて記念植樹を行ったというニュースを新聞で読みました。
世界各地でも上映されているそうです。
「あん」はどら焼き屋の男と、1人の女性との関わりを描いた物語で、多磨全生園も舞台となり、ロケも行われました。
私もダブルに乗って多磨全生園の中のハンセン病資料館へ行き、様々な事を知りました。
そこで知ったのが北條民雄さんという方でした。
「いのちの初夜」では、多磨全生園に自ら入所し、消毒され、私物を没収され、自分よりも症状の重い患者を目の当たりにして驚き絶望する様子などが描かれています。
文芸雑誌「文学界」に掲載されたこの文学はハンセン病文学と呼ばれ、現在も読み継がれています。
↓この本「ハンセン病に咲いた花」にも収録されていました
北條民雄さんは若くして亡くなってしまいましたが、こうして多くの人々に読み継がれ、人々の心の中に生きているんだなぁと思いました。
文学とは素晴らしいものですね。
2016-06-01 06:27
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