感動の追体験

元禄二年(1689)3月27日(陰暦。現在の暦では5月16日)
46歳の松尾芭蕉は弟子の一人、曾良を伴として156日間の旅に出た。

紀行文「おくのほそ道」と、曾良がつけていた「曾良旅日記」をもとに芭蕉たちの歩いた道を辿ったのがこの本。

「おくのほそ道の旅」(萩原恭男 杉田美登 著 岩波ジュニア新書 2002年)



興味深いことが色々書かれていて、面白かった。

白河の関が延暦年間(782〜806)に廃止され、江戸時代には白河の関の位置は不明になっていたこと、

白河藩主松平定信は関の森を調査して寛政12年(1800)「古関蹟」の碑を建てたこと、

関の森は昭和34年から5年にわたる発掘調査の結果、関の森全体が古関跡と決定され、昭和41年に国指定の史跡となったこと

などが書かれています。

芭蕉は「白河の関にかかりて旅心定まりぬ」と書き、平安時代に詠まれた歌を思い、古人の感動を追体験していたということが書かれていました。

古人の感動を追体験するという旅の楽しみ方・・・
現代の私たちも芭蕉の旅を追体験して感慨を覚えているという不思議。

こうして書物が記録してくれる事でできる楽しみですね。

東北へ行った折には
「夏草や兵どもが夢の跡」
「閑さや岩にしみ入蝉の声」
の句を詠んだ場所へはぜひ立ち寄りたいと思います。

芭蕉ってお爺ちゃんのイメージがあったけど、46歳とは驚き。。

８０歳くらいのイメージでした(^◇^;)


こないだ道の駅あしがくぼで買った秩父産のそば茶にはまっています。

ごはんと一緒に炊きこんだり、食べられるのがお気にいり♪









イワダレソウの花が咲いています。
もう7月。年々加速してるー（≧∇≦）

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

コメント 6

道路事情のよい今でも、８０歳の人があれだけの距離を歩いて旅するのは相当キツイと思いますよ。。。。

奥の細道、にはチョイとした思い出がありまして、１９８９年、奥の細道３００周年記念の年、TVでは何本か特番をやってました。
その中の特番でやっていた、「奥の細道」の序文（原文）をカセットに録音して、オーストラリアに持って行き、ウォークマンで何度聞いた事か。。何と言うか聞いてて耳に心地よく、異国の地で聞く、と言うのが一層旅情をかきたてたもんです。

ちなみに、枝雀や小三治の落語テープも持って行った私です。
by すらいむらいだー (2015-07-02 23:09) 

こんばんはー。
白河関の森と松尾芭蕉の深い関わりとか理解できてすごいね。
私はチンプンカンプンだよ。笑

今日のピらちゃんのブログの時間割は、
国語と家庭科と理科だねー。

とうもろこしがつやっつやだね♪

by ミキティ (2015-07-03 20:25) 

すらいむらいだーさん
ですよねー(￣▽￣)
でも渋すぎて、歳がだいぶ上に感じてしまいます。
異国の地で松尾芭蕉、染み入りそうですね
カソリさんも、海外におくのほそ道を持って行ったそうですよ。


by ピら手 (2015-07-03 21:24) 

ミキティさん
こんばんは（≧∇≦）
白河の関の森公園に行ってから、
白河の関が気になりだして(^◇^;)
卯の花も詠まれていたから松尾芭蕉についてもっと
知りたくなったんだよ☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆
本に書いてあった白河の関ネタを書いてみたよ（笑）

by ピら手 (2015-07-03 21:30) 

ピらちゃん、ブログの更新早いなー！
いつも読んでるけど、コメントが送れてゴメン！
白河の関の話は、最初のうの花会の時に、神社の神主さんが来て、この話をしてくれたよ
白河はみちのくの玄関、この先は道の奥、つまり昔の人にとっては遠い遠い国の入口だったんだよね
今やバイクでビューんと日帰りだもんねー！
ところで、ピらちゃんの娘ちゃんから女子ツーのお誘いいただいてるみたいだね（笑）
あと10年くらいか？　還暦のお祝いに一緒に走ってもらおうかなー(^^)
by ウシ子 (2015-07-04 01:09) 

ウシ子さん
こんにちは(￣▽￣)
コメントありがとう（≧∇≦）
芭蕉にとっても昔の関所だったんだなあって
思って、感慨深いものがありました。
ライダーズピットでスタンプラリー制覇した人の句が
飾ってあったのを見て、なんかいいなーって思ったよ(⌒▽⌒)
還暦祝いツーリング！？まだまだ先だね(#^.^#)
その時はよろしくお願いしまーす☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆
by ピら手 (2015-07-04 12:51)