2018年夏の東北ツーリング(2)山形〜福島編 [ツーリング]
ツーリング2日目
8月13日(月曜日)午前中
鳴子峡と封人の家、分水嶺を見学
続きです!
だんだん気温も上がってきた。
そして、今日は米沢経由で裏磐梯ユースホステルまで行かなくてはならない。
いつものごとくノンビリしすぎると、夕ご飯に間に合わなくなってしまうのである。(裏磐梯ユースは18時に夕ご飯らしい。)
国道47号線を西へ数キロ行くと県道28号線が山刀伐峠越えの道だ。
おくのほそ道では芭蕉が若者の先導で進んだうす暗い峠道。
トンネル手前で左に旧道があり、予習の段階では「無理!」と思っていた。
だんなさんが「せっかくやし、旧道いこやー。」と言う。
ええー!!(困った・・・。)
怖かったけど仕方なく(?)旧道へと入って行った。
これが、、、
想像通りというか、想像以上というか、狭くて、急カーブとか石ころや枝がたくさん落ちていて、時々頭の大きさくらいの石とかが転がっていて・・・落石は本当に恐ろしい。
そして、対向車が来て焦る。
過去に走った道の中ではワースト1に輝いたのであった(笑)
台風の後だったっていうのも大きいかな・・・。
芭蕉の歩いたであろう山道が時折チラリと見えて、まさにおくのほそ道!イメージの通り、鬱蒼とした道だった。
頂上付近にて
ひとり、ライダーさんが休んでいた。
トイレとあづま屋があった。
峠を下りきり、ホッとして現実の世界に戻ってきた感じ。
県道28号線から国道347号線へと向かう途中で田んぼとバイクの写真を撮った。
国道347号線で東北中央自動車道尾花沢インターを越え、最上川を渡り大石田町の田園風景を走る。
ちなみに国道13号線は昨年走り、懲りていた。大型トラックやトレーラーなどの走る高速道路みたいな一般道である。道の駅とかはあるけれど。
そろそろお昼の休憩をしよう!と、行き当たりばったりのお蕎麦やさんに入ってみる。
最上川の船着場がある場所だった。
入るとすぐに大きなスイカが切って置いてあり、
好きなだけ食べてってねー!とおばちゃんたちがニコニコと・・・
ここは天国か?(笑)←スイカ大好物
尾花沢はスイカが有名だと、昨年の東根ベアフットユースのお母さんに聞いていたので、どこかでスイカ食べられないかな?と思っていたので本当に嬉しかった。
スイカの甘さと水分が体に染み渡る~!!
スイカってこういう時に本当に必要だよね!!(笑)
お蕎麦は板そばで、太めでもぐもぐと噛む感じの食べ応えのある蕎麦だった。
お皿に入った薬味にだしの効いたつゆを入れて食べる。
鶏肉やら、きのこやら、山菜
、色々な薬味が入ってる。
いんげんの胡麻和えやお漬物も体に沁みた。こういうお店って好きだなぁ。
やっぱりこっちの道で大正解!空いているし、お店も少なくほのぼのとした風景だ。
さて、お昼を食べたら高速を使って米沢を目指していこう!
(元気出た(≧∀≦))
時間があれば、国道287号線で南下すれば米沢なのだけど、そうするとかなり時間がかかりそうな感じだった。
やむなく、国道287号を左折、給油して東根インターから山形上山インターまで東北中央自動車道に乗った。
ほぼ片側一車線で、時々追い越し車線が現れる高速だ。
交通量は少なく、山形の田園風景や山々を眺めながら走れて爽快!
止まらなければ案外涼しく感じるから夏はワープも悪くない。(笑)
この高速は建設途中なので、一旦国道13号に出なければならない。
これがまた混んでいる。
トンネル抜けてすぐのファミマで休憩。
フローズンドリンクとアイスコーヒーを飲む。(とても喉が乾いていた。)
再び南陽高畠インターから米沢中央まで高速でワープする。
(無料区間)
昨年、宮坂考古館への道を間違えてUターンした懐かしい道だった。(笑)
上杉博物館は上杉神社の南側にある。上杉神社の鳥居マークに従って左折する。
見覚えのある上杉神社前まで来ると左手に博物館の駐車場が見えたのでそちらへ停めた。
時刻は4時近かった。
高速でなかったら、今頃まだ辿り着いていなさそう!
危ない危ない。
時間はないけど少し上杉博物館を見学することに。
入場料を払うと、建物の割に展示スペースが意外に小さな博物館である事に気づく。
洛中洛外図屏風の3Dアニメーションなどがあり、楽しめた。
洛中洛外図屏風は期間限定公開のため複製の展示中だった。
大きな二枚の屏風に金色の雲と細くイラストが描き込まれている。
当時の建物や風俗などを想像したり、知る事ができて面白い。
国宝の古文書も展示されており、よみくだし分と墨書きの文を見比べると、以前はサッパリだった古文書だったが、書いてある文字が理解できるようになっていた。
当とか間とか関とか事とか、色々と勉強した文字が出てきて感動!
(笑)
古文書の勉強をしていることで戦国時代の人が書いた文字を読む事ができてきた。
嬉しい!!(≧∀≦)
残念ながら直江状や期待していたさらなるお宝の展示はなく、非常にあっさりとした展示だった。
お陰で短時間で見終わり、ミュージアムショップにてお目当ての直江状写しと直江兼続展の時の図録、そして直江兼続記念切手!を買う。
(どんだけ直江兼続ファン?(笑))
直江状写しを買うのが目的でもあったので、大満足!(≧∀≦)
直江状や戦国武将の書いた書状が読みたくて古文書の勉強を始めたのである。(笑)
古文書の勉強結構楽しい♪
その後、正面にある松岬神社へ。
ここは直江兼続や上杉鷹山らが祀られているという神社なのだが、前回気付かずにうっかりスルーしてしまったので、今回はしっかりとお参りした。
うこぎソフトを食べ、西吾妻スカイバレー方面へと県道2号線を南下する。
裏磐梯ユースホステルは、山の上の湖畔にあるので、山を登って行く必要があった。
行く手の山の上には雲が・・・
西吾妻スカイバレーは予習していた通りのクネクネ山道で、晴れていれば絶景らしい。
途中、温泉街などもあり秘湯ムードだ。
5時40分頃、ユースホステルに少し6時を過ぎると連絡を入れた。
ペアレントさんは優しく「ご飯は取り置きしておきますから急がないでゆっくり来てくださいね!」とのこと。少しホッとする。
霧(雲?)が出てきて、視界はあまり良くない。
車は少なく、マイペースで楽しく走る事ができた。
登り切ると大きな湖の脇をひたすら走る。
見たこともないくらいの大きな湖だ。
深い青が美しかった。
6時を回り少し薄暗くなり始めた頃、突き当たりを左折して行く。
裏磐梯ユースホステルは分かりにくい場所にあるが、ストリートビューで予習していたので不安はなかった。
だんなさんが通り過ぎそうになり、ホーンを鳴らして呼び戻す。
ホテルの茶色い看板を目印に、なんの表示もない道を右へと入って行く。
駐車場の右手のダートを進んで行くと、右にカーブした先にユースホステルがあった。
ふぅ。
一雨降ったらしく、だいぶぬかるんでいたが、締まったダートだったのでナントカ・・・(写真は翌朝のもの)
でも緊張したー!( ̄▽ ̄)
ペアレントさんが部屋の案内などをして下さり、二階のツインベッドのお部屋へチェックインした。
2人で二食付きで9500円!やっぱりユースホステルはリーズナブルだ。(ファミリー会員価格)
きれいで大きくて快適なユースホステル!
夕食はすでに皆さん終わっていて、私たちだけだったけど暖かい蒸し料理とおいしいお米と、お漬物と、、そしてビールと日本酒も(≧∀≦)(お酒は自販機のセルフサービス)
やっぱりユースホステルって落ち着くね!
と、遅れて帰ってきた連泊のお客さんと一緒にお食事をしながら思ったのだった。
その後、お風呂に入り、飲み会に参加。
常連のお客さんたち持ち寄りの日本酒などをいただき、3人組のライダーさんたちや、イラストレーターさん、旅人さんたちとお話ししながら10時30分頃までワイワイして盛り上がったのであった。
ユースホステルの楽しい所はコレだと思う。
最近のユースホステルではあまり見られなくなった光景!?が、そこにはあったのである。
ホントに楽しかったー(笑)
翌日はツーリング最終日、思いがけない絶景に出会えたのだった。
続く
ん!?そう言えば、旦那さん、バイク変えましたか?
旧道、無事走破、おめでとうございます!
直江状って、すごーく長くなかったか?
やっぱ写しもすごーく長いのでしょうか?
ユースは昔よく利用しました。
当時は、結構、当たり外れがあり、その意味では。緊張しましたねぇ・・
by すらいむらいだー (2018-08-19 22:34)
すらいむさん
昨年の東北ツーリングで乗り換えを決意したみたいです。
とても楽で楽しいのだとか。
ちなみにツーリングマップル東北のバイクと同じです。(笑)
山刀伐峠、手みたいな形になってるあたりの最初の右カーブで一瞬停まり、安全に走行しました。
まじ難所でした(笑)
直江状は解説書が付いていて、そちらは読んだのですが、本文はまだ広げていません。とてつもなく長そうなので・・・(笑)ユースは様々ですよね。過去泊まった中で最も楽しかったユースの夜でした(o^^o)
by ピら手 (2018-08-20 07:56)