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My SSTR2020(2)五箇山〜雨の千里浜 [ツーリング]

 


続きです^_^


 


五箇山インターにほど近い道の駅上平ささら館は指定道の駅というポイントで、3ポイントゲットになる場所である。


今回途中に適当な指定道の駅がなく、ここを選んだのだが、周辺はのんびりとした感じの山里で、良い感じ。


 時間に余裕があったら、もっと観光とかもしてみたかったな~。


 


途中、3人のライダーとすれ違う。これから千里浜を目指す人達だろうか?


(多分そうだよね、ヤエーはなかったけど。)


 


時間的に、今から道の駅高松へ寄って、それから千里浜は厳しそう・・・。


 


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スタンプを押して、コーヒーを飲み紅葉を眺め・・・


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なんと!!バイクの時計とスマホの時計が10分ずれていると気づく。 


バイクの時計は10分進んでいたのだ。


遅れることはあっても、進んでるって、なんていい子!(笑)


 


これなら!?頑張れば間に合うかも!?


 


という考えがふとよぎる。


 


さて、千里浜に向かって走り出すぞー!!


 


だが、ここからの道のりが最も過酷であったのだ。


 


 五箇山インターから東海北陸自動車道を北上し石川県を目指す。


 次に目指すのは千里浜の近く、のと里山海道という元有料道路にある道の駅高松だ。


 


なぜなら、SSTRのルールでは、千里浜に到着するまでの間に道の駅(2ポイント)、指定道の駅(3ポイント)、高速のパーキングエリアやサービスエリア(2ポイント)をGETし、合計10ポイントを獲得しなければ、ゴールとみなされないのである。


 


この道の駅高松は、最後の2ポイントとなる道の駅なのだった。


 


それぞれのポイントの場所では記念のスタンプを押し、時刻やオドメーターのキロ数、そして感想を書き込めるSSTRブックが参加者に配布されていた。


 


スタンプラリーのようで楽しいし、何より記念になるのが楽しい。


 


降り出した雨はみるみる強くなり、空には鈍色の雲が垂れ込めていた。


 


小矢部砺波JCTで金沢方面へ。


いよいよ日本海に向かってゆく。


 


さらに雨は強くなる一方だ。しぶきで辺り一面真っ白になっていた。


オーバーパンツのお尻もひんやりとしてきたような?


 


ヘルメットとシールドの隙間から雨が入ってきた。


今までバイクに乗っていて何度か豪雨はあったけど、雨が漏れてくるのって初めてで、びっくりした。


 


Araiのヘルメットも浸水するってどんな雨ーー!?(笑)


 


左の額から伝い落ちる雨が頬を伝いひんやりと首筋を濡らす。


 


この豪雨の中、海に向かって高速道路をバイクで走っている自分が、不思議だった。私は一体何者なのか?(笑)


 


金沢森本ICで里山海道方面へ行くジャンクションの道路のつなぎ目が鉄板で、


雨だと滑って怖い!2回ズルっとなった。


 


ただ、考えていたのは


 


「日没の時間に間に合えたらいいな」


 


という事だった。


 


のと里山海道に入ると、灰色に白い波しぶきが打ち寄せる日本海と砂浜、水平線が目に飛び込んできた。


 


一生懸命に、走ってきたけど、とうとう、来たんだ。


突然胸に熱くこみ上げてくるものがあって、雨だか涙だかわからない状態になっていた。


 


ひっきりなしに打ち寄せる荒波を見ながらこの状態では千里浜なぎさドライブウエイは通行止めかもしれないと思う。


 


道の駅高松にバイクを停めると、隣にライダーのカップルがいた。


バイクにはSSTRのゼッケンが付いている。


「(お互い)ビショビショですねー(笑)」


「時間結構厳しいですよ。頑張って^_^」と言われ、SSTR帰りの人なのかな?と思う。(後でレストハウスで見かけたので、行きの人だったみたい)


お気をつけて!と、出発する彼らを羨ましく思いつつ、慌てて道の駅へ。


 


道の駅高松のスタンプを押して、すぐにバイクを出した。


 


あと少し、まだ、間に合うか・・・!?ダメか?


 


今浜インターで降り、信号を左、突き当たりを左、さらに突き当たりを右へ。


 


そこはごうごうと風が吹く、雨の千里浜なぎさドライブウエイだった。


 


 


走行動画 雨の今浜IC~千里浜なぎさドライブウェイ


https://youtu.be/SMb8VIkar3I


 


入れた!


 


しかも、間に合った!!


 


この日の日没の時間、16:50までに千里浜なぎさドライブウエイに来ることができた。


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間に合わないと思っていたから、嬉しくて、自分の頑張りに感動し、達成感でいっぱいだった。


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しかし、どんどん暗くなる千里浜。


 


このままだと真っ暗になってしまう!


轍の見えない誰もいない暗闇の砂浜で転倒したら、アウトである。


 


慌てて出発。レストハウスまでの道のりがとてつもなく長く感じた。


 


雨が強く、風も海側から吹いており、シールドをあげないと前が見えない。


シールドをあげると、顔に雨が吹き込んできて、目に雨が入ってくる。


 


瞬きで雨を追い出しながら、視界を確保して走るしかない。


 


顔がびちょ濡れで、すごい状態だった(笑)


最後の最後に、試練がヤバい!(笑)


もー、笑うしかない。


 


観光バスや乗用車もバンバン対向側を走っていた。


 


時折、溝や轍にハンドルを取られてヒヤリとする。


 


 


走行動画 真っ暗のなぎさドライブウェイ~千里浜レストハウス


https://youtu.be/Ch5GmeBrYOw


 


次第にレストハウスらしき明かりが見えてきてホッとする。


 


いよいよ本当のゴールだぁ。


 


数人のライダーの後を追って坂を登ると、レストハウスの駐車場で、5時を回っているというのに誘導の方が案内してくれた。


 


びっちょびちょのグローブを脱ぎ、顔も髪の毛もびちょびちょで、悲惨過ぎる状態のまま、レストハウスへ。(笑)


 


もう受け付けとかは終わったかな?でもTシャツを買いたかった。


 


受け付けはまだ終わってなかったが、何にせよ、辞退してしまっているので~、と伝えると親切に問い合わせて下さった。


 


結果としてはやはり辞退していることから特に特典はなく、それは当然の事であったのでもちろんです^_^とのやりとりを交わしたが、その優しいお心遣いにほっこりした。


 


SSTR Tシャツと風間深志さんのCDを買い、風間さんがいらして、CDにサインをして下さった。


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写真も記念に撮っていただき、嬉しくて、来てよかったと心から思った。


 


こうして、私のMySSTR2020(行き)は無事に終わったのだった。


 


夜はお刺身やお酒の美味しいお店で地元の人などとお話でき、とても面白かった^_^


やっぱりSSTR、最高のイベントだなぁ。


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また日本の魅力をたくさん発見する事ができたし、大好きなオートバイが、さらにとても愛おしくなった。


そして、自分にも自信がついた。


 


ホテルに戻って、風間さんのCDChasing the Sun to my friends」の歌詞を読んでいたら感動して泣いていた。


 


続く


 


 


 


 


 


 


 


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